光文社文庫<br> フィリップ・マーロウの娘 - 長編小説

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光文社文庫
フィリップ・マーロウの娘 - 長編小説

  • 著者名:喜多嶋隆
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2014/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334711078
  • NDC分類:913.6

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内容説明

鹿野沢ケイは三年前、高校生のとき、ちょっとした問題を起こして、ハワイに留学した。区議選に出る父親の厄介払いであった。学費を稼ぐ彼女は、危ないバイトの最中に囮捜査で捕まった。そして、日本人対策特捜課(Jセクション)の秘密捜査員(アンダーカヴァー)になることを条件に釈放された……!? 新境地を拓く著者のハードボイルドタッチ青春ミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読み人知らず

3
口に銃を突っ込まれて引き金を引かれてるのに元気に行動できる。このトラウマのなさはお話だからでしょ。2013/09/15

churu

2
突然喜多嶋隆が読みたくなった。それもバブル臭さ全盛期の頃の作品。短いセンテンス、固有名詞、ひねりの効いた会話と警句。それらを適切に選択し組み合わせて洗練された独特の世界観を描き出す。センスの技術化。ある意味職人芸だけど文体は作品ごとに微妙に違うし、ジャンルの幅も意外に広い。という訳で自分の好みに一番近そうなこの本を選んだ。ハワイという絶妙な舞台。主人公も結構いい。淀みなくすらすら読める。けどヘミングウェイばりの短い文体がちゃんとハードボイルドしている。そしてふと漂う切なさ。悪くない。たまにはこういう本も。2021/10/19

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