内容説明
毒を持つ女性ほど妖しい魅力がある。彼女の周辺にはいつも男が群がっていた。柚木淑子はそんな女性だった。男に貢がせ、男を弄んだ彼女は、とうとう遺産50億の老資産家と結婚することに成功した。しかし、パーティーの夜、彼女の夫が毒殺された。犯人は招かれた客の中に……? 表題作他、女をテーマにしたオリジナルサスペンス推理傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
29
私が生まれる前の作品。言葉使いや女性の悪女ぶりが時代を感じさせる。が、それはそれでよいと思った。解説を読んで、西村さんが同じ名前をよく使うことが書かれていて、そうそうと相槌を打ってしまった。名前が一緒でも役柄は全く違うこともあるからちょっとわかりづらいなぁと。西村さんが午年だということを知り、あらまぁと急に親近感がわいてしまった。十津川警部シリーズとはまた違う人間臭さが表現される短編集で面白かった。2024/06/10
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
12
「勝手に列車祭」第166弾。この本は1冊あり、文庫コレクション329冊目である。。。平成 2年 2月25日 初版。。。帯が「角川文庫の敵は、レンタルビデオです。」とあり、時代を感じさせる。6編の女性がいろんな出てくる短編集であった。これ読んだのではという話もあったが割りと初期の作品であり、漢字も古臭い。キャラもちびた下駄にジャンパーとか古臭い。2017/11/29
浅木原
0
63~65年発表の最初期短編から女がテーマの6編。まだ半分アマチュアだった頃の習作集みたいな感じ。比較的良い「女が消えた」もまんまウールリッチだしな。犯人当ての表題作もいくらなんでもそれは……。40分ぐらいで読めるけど特に言うことは見当たらない。2016/02/28
千木良
0
2冊所有。
たかゆじ@石原プロは永遠だ!!!
0
短編集。美しい女には棘ある・・女をテーマにした短編がずらっと。2024/01/01