内容説明
恋多きゼウスと、嫉妬に狂う妻ヘラ、その子ヘーパイトスと美の女神アプロディテ、恋の矢をもつエロス……。オリュンポスの神々はいかに戦い、いかに恋したか。「遠いむかしに語られ書かれたように、わたしのギリシア神話を書きはじめよう」と著者は言う。しなやかな哲学者による、ギリシア神話入門の決定板。
目次
世界が創造され、そこに生まれた神々がさっそく戦いはじめたこと
オリュポス山上の神の都と、そこにいる十二の神々
オリオンが追いかけた7人の娘
愛の神エロスが恋をした話
人間の最初の女および火を盗んで岩につながれたプロメテウス
大洪水で人間が死に絶え再び生まれ出ること
太陽神の車を借りて川に落ちたパエトンの話
冥府へ行ったペルセポネ、あるいはこの世に四季が出来たいわれ
アポロンの投げた円盤が美少年ヒュアキトントスを殺すこと
月の女神と羊飼いの若者との月夜にふさわしい恋物語〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
宵待草
52
子供の頃に『ギリシャ神話』は好んで読みました。 随分以前に『ギリシャ神話を知って居ると、美術鑑賞が判り易く成る、、、』と記された書籍があり、確かにサンドロ・ボッティチェツリ作品の『ヴィーナスの誕生』にしても、、、更にギリシャ神話を読んだものです。 読友さんの『孫一っあん。お久しぶりです、、、』に始まるレビューに惹かれ、久し振りに好きなギリシャ神話を堪能しました。 串田孫一の『文房具56話』を既読した折に、其の秀逸な文体にとても惹き込まれましたが、此の『ギリシア神話』も然り! 哲学者・、、、コメントへ続く2021/07/31
JUN
19
著者があとがきで書いている様に、この本はギリシア神話の絵本と専門書の中間の役割をするものとして企てられた作品となっている。ただ内容的には本音を言うと多少退屈。僕には絵本の方が向いてるかも???2014/10/29
Ai
12
西洋絵画の主題にもなるギリシャ神話。絵画鑑賞をもっと楽しむために読んでみました。 登場する神様は人間より人間らしいというか。。。ゼウスは女好きで浮気者だし、妻のヘラは嫉妬深く、ゼウスにではなく女性の方に復讐心を燃やしちゃうし。機織りの技術を競い合い、気に入らなくなると相手の人間を蜘蛛に変えちゃう女神がいたり。キューピットの矢が当たり叶わぬ恋に身を焦がす神がいたり。ギリシャ神話の神々も落ち着く暇がなく大変だな~と思いながら、楽しく読了しました♪2017/05/27
風太郎
10
串田版ギリシャ神話とでもいえばよいのでしょうか、以前に岩波文庫版で読んだものとは、だいぶ異なる印象を受けました。読みやすく、とっつきやすく感じました。また、意味の通りやすい解釈をしているように思われます。著者自身が絵本と専門書の中間を目指したというのも肯けます。残念なのは、全ての話が載せられていないところで、これは本当に残念でならなかったですね。串田さんの書き方で、全部の話を載せていてくれたら、ギリシャ神話というものが、もっと身近になっただろうにと思えます。岩波文庫版がとっつきにくいという人にお勧めです。2018/04/14
ぺあの
9
ヒュッポリテとかアレスとかの話を確認しようと思って、超久しぶりの再読。ヘラクレスまで絡んていたことは完全に忘れてました。 ていうか本自体は厚くはないんだけど、中身が濃いというか、wikiとかを確認しながら読まないと訳がわからなくなるので、とっても時間が掛かりました。ゼウス含めた相関図はスパゲッティのように絡み合って圧巻です。2017/12/15
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