内容説明
エーゲ海に浮かぶキクラデス諸島。外階段の住様式や洞窟住居など特異な住居形式が魅了する集落・住居の詳細な現地実測調査に加え、年中行事や通過儀礼などの習俗、歴史、宗教、動物や植物とのかかわりなど、日々の生活の様相に踏み込んだ住まいと暮らしの調査研究の集大成。
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目次
キクラデス・その光と影(円環の世界 キクラデスの座標―ギリシア近代史/歴史解説 民族のくらし 中庭のコスモロジー)
サントリーニ(サントリーニの集落 サントリーニの教会類型 フィラの空間構成 イアの住居空間 フェニキアの洞窟住居)
ミコノス(ミコノスの居住様式 パルキアの迷宮居住 外階段の住様式 粉ひき小屋とパン屋 ミコノスの教会 集落の行事と通過儀礼 ミコノスの有畜農家 ミコノスの漁業 動物の話)
補遺(サントリーニ・ミコノスの伝統的工法 自助とメンテナンス 表現とディテール アンドロスの集落 円環の外側の世界―ドデカニス諸島)
キクラデス調査メモ
感想・レビュー
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ヴェネツィア
326
著者の畑聰一氏は建築家・芝浦工大助教授(当時)。この人の研究室のメンバー+小林茂樹氏(民俗学)による調査研究。写真集的な要素も多分にあり、写真は栗原宏光氏。調査対象は、エーゲ海のキクラデス諸島の中で観光客にも最も人気のサントリーニ島とミコノス島。サントリーニ島は、アトランティス大陸の残滓であると言われたりもするように、遺跡や古い遺構も多く残る。一方のミコノス島は比較的新しく開発されたようだ。もっとも、すぐ隣に世界遺産の遺跡の島デロス島があるが、この調査では建築と集落が主たる対象であるため触れられていない。2022/10/09
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