明治文芸院始末記

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明治文芸院始末記

  • 著者名:和田利夫【著】
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 筑摩書房(2016/01発売)
  • ポイント 26pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480822710

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内容説明

明治時代の末期、日露戦争に勝利した日本政府は文化の面でも欧米列強に伍すべく、文芸の保護と奨励を目的とした文芸院の設立を構想した。しかし、その真の意図は国家による文筆活動の統制にあった。あらゆる権力からの独立の気概と生活の保障に対する誘惑との間でゆれる文壇、政府からの甘言や攻勢。こうした事態に漱石、鴎外を中心とする文学者たちがいかに抗し、どう対処したのか。明治文人たちの気骨と節度が明らかにされる。当時の新聞雑誌など、膨大な資料を丹念に渉猟して事実を緻密に再構成した労作。

目次

富豪に文芸奨励金を懇請した石橋思案の思案
西園寺首相の文士招待と夏目漱石の返事
招宴を辞した二葉亭四迷―内田魯庵の友情、洋行前の二葉亭と漱石・鴎外
独歩と西園寺
荷風の雨声会入会前後―漱石・鴎外、そして御風
文人として見た西園寺公望
山県有朋と森鴎外、あるいは常磐会と観潮楼歌会
文芸院の設立は是か非か
文学とは一体なにものであるのか
小松英太郎と平田東助
鴎外と発売芸止問題
漱石の栄誉考と野田良之「栄誉考」と
文芸委員会に対する文士の反応―鴎外、抱月など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

rbyawa

1
j124、「文芸院」を昭和10年前後のあれだと勘違いして借りてきてしまったものの、あー、あれか、漱石さんが難色示してたやつか(鴎外さんも消極的にしか賛成してないし、逍遙さんは完全に沈黙を守った、本気でなんも残してないな)。たまに聞くことのある西園寺公望の「雨声会」をだいぶマシとしてそれ以外の政治関与、政府主導の文学に抵抗する作家たちというテーマで大変に読み応えはあった、が、当時まだ作家が人間扱いされるかどうか微妙だったというのも触れておいて欲しかった、歌舞伎役者よりはマシだけど乞食扱いよりマシってあれ…。2019/12/21

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