河出文庫<br> サラダ記念日

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河出文庫
サラダ記念日

  • 著者名:俵万智【著】
  • 価格 ¥528(本体¥480)
  • 河出書房新社(2011/10発売)
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  • ISBN:9784309402499

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内容説明

生きることがうたうこと、うたうことが生きること…24歳のひたむきな言葉から生まれた、きらめくような短歌たち。与謝野晶子以来の天才歌人とうたわれた、教科書でもおなじみの俵万智の第一歌集。刊行されるやたちまち話題となり、社会現象にもなった280万部突破の大ベストセラー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

240
時々、なるほど~。時々、クスリ。時々、驚き。時々、笑い。短い記述で大きな世界をサクッと切り取って見せる。魔術的手法。数学の公式よろしく、見かけは簡単だが背後に大きな背景がひろがる。素晴らしき短歌の世界。2020/01/04

mae.dat

216
出だしの方で、恋人を想う、又は2人の日常を切り抜いた女の子の詩が詠まれていてさ。成る程、短歌を使って、恋愛小説を書き上げているのか。女の子と男の子の2人劇。そう言う試み面白いんじゃないの。でもさ、儂おぢさんだからさ、女の子の心の内側から見る風景はとても気恥ずかしい思いがしてさー。とか思って居たら、必ずしもそう言う訳では無かっただよ。詩歌の文句に「万智ちゃん」が入っておったり、自由か。「神奈川県立橋本高校」が出てきたり。めちゃくちゃ良い記念じゃん。羨ましい。尚「サラダ記念日」と儂の誕生日は1日違い。惜しい。2021/09/07

しんごろ

207
サラダ記念日の一首だけ一人歩きしているけど、サラダ記念日の一首に負けず劣らず、味わいのある短歌が多くある。恋歌が多いですが、もちろん家族の事とか、違うテーマの短歌もあるけどね。その恋歌、どこか悲しく切ない短歌が多い。そんな恋の短歌に思わず共感や感嘆してしまう。スマホやPCのない頃の作品だからか時の流れがゆったりとした感じで、今の世知辛い世の中で、この作品はオアシスのよう。恋歌が多いですが、家族の短歌もすこぶる良かった。色褪せることない歌集。これから先も様々な人達に、読み継がれてほしい歌集であってほしい。2023/07/25

へくとぱすかる

193
長~いインターバルののちの再読。爆発的ブームからほぼひと世代が過ぎた今から見ると、この内容なのに、文語をまじえた作品が、いささか古めかしくも感じる。とはいえ、短歌の世界を、ドロドロからサラサラに変えた功績はすごかったんだろうなぁ。自分的には、前回読んだときから、タイトル作品を除いて、ただひとつ記憶にのこったのが、「万智ちゃんを」で始まる歌。あれはよかった。2017/04/08

masa@レビューお休み中

156
デビュー短歌集にして、200万部を超えるベストセラーとなった『サラダ記念日』。そんな有名な作品にも関わらず、今まで読んだことがなかったのです。はじめ、淡々とした歌が多いのですが、ページを繰るにつれて、徐々に万智さん独特の日常歌、恋愛歌が出始めてくるんですよね。すると、途端に熱を帯びたように言葉が生き生きと動き始めるのです。何気ない日常も、流行りのことも、恋の切なさも、すべてが31文字の短歌の中でキラキラと存在しています。短歌への情熱、そして言葉に対する探究心の熱量の大きさからくるのではないかと思うのです。2014/04/28

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