ちくま文庫<br> ウィーン ――ある都市の物語

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ちくま文庫
ウィーン ――ある都市の物語

  • 著者名:池内紀【著】
  • 価格 ¥1,155(本体¥1,050)
  • 筑摩書房(2013/11発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480023476

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内容説明

「ここでは時間は存在しない。いつも暖かく、四囲はくすんでいて古めかしい。なにがなくふくよかで、それでいて、少しばかりむなしいのだ。」ウィーンのカフェで一杯のトルコ珈琲をすすりながら、若き日の著者の思念は果てしなく廻る。巨大な骸骨が突っ立っているかのような聖シュテファン寺院の尖塔を遠く見やりつつ、思いはめぐって、やがて一篇の都市論となって結実した。巻末に「ウィーン小事典」を付載。

目次

夢想

女体
遊び
カフェ
皇帝墳墓

ペスト柱
バロック
小娘
ビーダーマイヤー
プラーター
戦争
祖父たち
世紀末
埋葬
仮装
オルガ叔母さん
キャバレー
小人
零落
ウィーン小辞典

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kumisuke92

2
池内紀さんの文章が、美しい。ウィーンのもつ荘厳で華麗で軽妙で、なのに引きずる陰影ある風景と歴史を、この筆致自体が体現しているかのようで、魅惑的読書体験を堪能した。世紀末ウィーンを舞台にした映画「幻影師アイゼンハイム」を見た時のような感覚だ。特にバロック、ビーダーマイヤー、そしてハプスブルク皇帝に関する皇帝墳墓の項が秀逸。2015/11/18

J_L_B_459

0
夢の中に生きるウィーン2010/02/23

(ま)

0
世紀末ウィーン舞台の思い込みエッセー 過剰修飾に陶酔、気持ち悪い…2025/07/22

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