文春文庫<br> 美食倶楽部

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文春文庫
美食倶楽部

  • 著者名:林真理子
  • 価格 ¥478(本体¥435)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167476045
  • NDC分類:913.6

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内容説明

モデルクラブの女社長・祥子の人生最大の楽しみは食べること。齢下の恋人はいるものの、膨大な金と時間を食べ歩きに費やしている。ある日、中年の建築家・丸岡と知り合い、食べ物に無頓着な丸岡の態度に心魅かれるのだが──食の華やぎを随所にちりばめた表題作。地方出身であることにコンプレックスを覚える女性が、結婚を機に都会の象徴としてあこがれた町に引っ越すことになる。そこは一軒家で、地元意識の強い老齢の女性と同居するのが条件だった──傑作中篇「東京の女性」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゅった

1
何度目かの再読。山田詠美さんのエッセイで最近読んだ美味しそうな本として出ていたのが読んだきっかけ。奥付を見たら30年以上前の出版で驚いた。何がって「女(人)って変わらないんだなあ」ということ。中の世界はバブルのにおいがプンプンするし、登場人物の言動やファッションも古くさいといえばそうなのだが、彼女たちの行動や心の葛藤などは現代の若い人でもそう変わらないのではと思う。(ただし今の60歳は、「おばあちゃん」とはまだ言わない気がする笑)。いろんな年代で読み返したらさらに楽しめると思う。面白かった!2023/08/15

mi_fu_mi

1
冒頭の白子とふぐの描写に惹かれて購入、あっという間に読了。短編小説が3話収録されている。表題の作品については、主人公が33歳の女性社長なのだが、今の感覚だと33歳より老けている感じで違和感があったのだが、後で確認したら本書は1989年に刊行された作品だそうで納得。ものすごく読みやすい文章なので暇つぶしには良いけれど、短いこともあって薄味な印象。2010/12/05

Yuka Matsuda

0
短編は苦手。でもこれは短い物語の中に、いろいろな感情がふっと出てくる。 美味しそう。ゾッとした....。虚無感。 なんだか1日でサクッと一気に読めてしまった割に、どっと疲れた。2017/10/01

すず

0
女と男って考え方がこんなに違うのかと思った。2025/01/03

4082

0
言葉の駆け引きが沢山出てきてお腹一杯 少なくとも物は裏切らない.. 「その横で政代があいまいな笑いをうかべてこちらを見ている。それは勝ち誇っているようにも、おびえているようにも見える。何十回、何百回となく見てきた女友だちの顔だ。街でばったり会った時、男と一緒だったりすると、彼女たちはよくこんな表情を浮かべる。」

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