内容説明
若き日のおシャカさま、すなわちガウタマ・シッダールタは、シャカ国の王子として生を受けた。なに一つとして不自由のない暮らしではあったが、シッダールタの胸は満たされることがなかった。彼の目には生きとし生けるものの背負っている苦が映じて離れなかったのである。シッダールタは城を捨て、愛する妻子と別れて求道の旅へと踏み出す……。
目次
誕生(不思議な夢;ルンビニー園の奇跡)
青春期(母の死;アシタ仙人の予言;学業の修得;武術の鍛練;傷心;初めての坐禅)
結婚(スッドーダナ王の悩み;お妃選び;武術競技大会;幸せの日々;王子の悩み)
出家への道(四門出遊;シッダールダの決意;奇跡の出産;旅立ち)
ひろさちやのまんだら漫歩録「ともに生きる世界」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
17
たまたま義兄が新たに住職となったお寺に蔵書としてあったので、全108巻を順に読んでいくことに。原作者はひろさちやさん。東京大学文学部印度哲学学科を修了され、宗教学者として数々の解説書を書かれている方です。本書巻末に出版社社長による企画意図が記されています。「仏教を死んだ人のためでなく、生きるための知恵として復権させたい」とあり、高い志の元企画された本なのだなぁ、と感じました。第1巻である本書は、お釈迦様の出生から四門出遊、そして出家までが描かれています。2018/02/18
Riopapa
1
自分の子どもにさまたげを意味する名前をつけるとは。悟りを得るためには、自利から出発するしか無いのか。2011/07/31
いもこ
1
仏教コミックス①。仏教の勉強に。脇から出産w子供を残して出家してしまいます。2009/04/10
風は山河より
0
「感謝」と「懺悔」2018/08/01