角川文庫<br> 秋の日のヴィオロンのため息の

個数:1
紙書籍版価格
¥462
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
秋の日のヴィオロンのため息の

  • 著者名:森瑶子
  • 価格 ¥462(本体¥420)
  • KADOKAWA(2014/07発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041552186

ファイル: /

内容説明

シャワーを浴びた後、純白のバスタオルで身体を包み、オーソバージュをすり込み、肌色のシルクの下着をまとう。そして、冷えたグラス一杯のシャブリとシガリロを一本。――自分を確実に幸せな気持ちにしてくれる小道具たちを配置して、阿里子は男に会いに行く仕度をする。経済的にも、美貌にも恵まれている三十八歳。しかし、人生の秋の日にさしかかっている、と気づいた時、阿里子は潔い決断をする……。シリアスな問題をしゃれた会話体で、華麗な空間の中に浮きぼりにした長篇小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kirin

19
本好きさんの紹介本。季節が秋のうちに読みたかった。▽経済的にも美貌にも恵まれている、39歳の「阿里子」。夫と娘と暮らす、彼女の生活を綴った物語。自分も夫も不倫しており生々しく真実味があると思う反面、こんな夫婦、こんな親子はかなり現実離れしているとも思う。ほとんど会話でなりたっている小説で、初出は1987年。多少古い感じもするが、洒落た文体の小説。思い切り気取った雰囲気の森瑤子さんの世界を堪能できました。2016/10/27

コガニ

5
阿里子について。わかるところもあるな、違うけど、どこかが似てるなと思いました。2015/07/03

りりこ◎へっぽこ

1
デヴュー作「情事」の夏から、人生の秋へと移ろいゆく‥‥‥‥。 そのことを意識して書いた作品なんだこれは! と、やっと気がついたわたしって、バカ‥‥‥‥‥。 今読むと、森瑤子しか描けない世界だよなとため息が出る。ゴージャスを描ける作家は他にもいるけど、デカダンスだわ〜。2015/07/06

shi

0
☆☆☆2018/05/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/37260
  • ご注意事項