講談社文芸文庫<br> サハリンへの旅

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講談社文芸文庫
サハリンへの旅

  • 著者名:李恢成【著】
  • 価格 ¥1,672(本体¥1,520)
  • 講談社(2011/11発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061960411

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内容説明

自己形成の原点――サハリンへの2週間の“帰郷”の実現。祖母、義姉、親族、同胞達との交歓。言葉なき言葉――“陸封”34年を隔て異郷の地に再会した離散一族、民族の“それぞれの立場”を抱擁し、アイデンティティ同一性を真摯に追求しつづける李恢成積年の願望――パルチャ(運命)の旅!

目次

望郷

鳥たちの決闘
海の見える丘にて
泣き叫んだ子供たち
裁判
南沢にて
秋味と戦場
老婆とラジオ
バザールの声
ドーリンスクへ
生命の島
ハバロフスク空港にて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ジャスミン

4
朝鮮人置き去り問題、離散家族の問題を考えるために買ったのだが、70年代後半にすでに当事者の高齢化が問題になっていたことにスポットがあたっており、他の面でも日本の朝鮮人で旧ソ連のサハリンに渡航した数少ない人物の証言の様相もある作品。ソウル五輪が朝鮮半島の分断を促進するのではないかという懸念が当たったことを2013年の私はわかっているので、著者の読みの深さに感心した。 数年後に読み直そうと思う。2013/07/20

まーちゃんごめんね

1
樺太で終戦を迎えた朝鮮からやってきた人々は、南北分断のために半島にも戻れず、日本にも戻れない板挟みの状態になっていた。李一家は自分たちを「日本人」に擬装して「引揚」に成功する。が、祖父母はこの地に残したうえでの「引揚」だった…… 。本書は、そんな李恢成が34年ぶりに故郷訪問したさいの旅行記。積年の願望だった親族や「同胞」との再会を果たした興奮と歓び、親類を残してこの地を去った者の呵責、喚起される少年時代の記憶などが綴られている。2024/09/10

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