内容説明
生を賭して書き上げた650枚の遺稿、青春を燃やしつくす壮絶にしてなお端麗な文体。若い女性カメラマン、単身アフガンゲリラと共に戦線へ。女である自分を問い、男たち、そして日本を問うために。1988年8月、三度目の潜入、同年10月1日、地雷、即死。南条直子、アフガンに33年の生を閉じる。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
365
三里塚闘争、山谷での闘争、そして、結局彼女のライフワークにして遺作となったアフガニスタンでのムジャヒディンの取材。これらは全て彼女の中では一つに繋がっていただろう。彼女はどこにいても常に悪戦苦闘していたのである。溢れる感受性を内に宿しながら。1988年8月、南条直子は3度目のアフガン取材に出立し、帰らぬ人となった。沢田教一や一ノ瀬泰造と同じように、彼女の愛したアフガンで地雷に散ったのである。わずか33年の生涯だった。巻末に彼女自身を写した写真が掲載されているが、ほんとうにいい写真である。壮絶な人生だった。2021/06/07
-
- 電子書籍
- 現代無双~異世界で魔法を覚えて、現代で…
-
- 電子書籍
- 龍神かごめちゃん 2 少年チャンピオン…
-
- 電子書籍
- 焔は風の名の如く【ヒウリ・志郎編】(2…
-
- 電子書籍
- 千里の道も 第三章(32) 新たなる戦…