内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
泣きながら、乳房を求めても、乳のでない母親は、店から買いミルクを飲ませた。
ところが、このミルクにヒソがはいっていて、100人も1000人も乳呑み子の生命をうばいとったり、きずつけたりした。
生きのびた子どもが中学校を卒業するころまで、その子たちや親たちはヒソのはいっていたミルクのために苦しみ泣いたりした。
14年ものながい年月がつづいた。
こうした実状をあきらかにし、世に訴え、その加害の責任を世に問うたのが、いわゆる「14年自の訪問」であった。
それは、今から30年も昔のことである。
こうした事件が忘れさられようとしている時、あらためて、その意味を考えようとする若い人たちのために、また、この事件を知らない人たちに知ってもらうために、さらに、新しい生命を産み、育てる母親に、父親に、また子育てにかかわる仕事にたずさわる人たちに、育児・教育・保健などの事業に直接または間接にかかわる人たちに、とくに、食べものや飲みものを生産し、加工し、販売する業にかかわる人たちに、この事件の歴史的社会的意味を忘れないように。―まえがきより
-
- 電子書籍
- 怪物を呼ぶ公女様【タテヨミ】第39話 …
-
- 電子書籍
- 初恋の人との晴れの日に令嬢は裏切りを知…
-
- 電子書籍
- 神童勇者とメイドおねえさん【分冊版】 …
-
- 電子書籍
- [合本版]一度読んだら絶対に忘れない世…