内容説明
幼稚園からずっとS女子学園育ちで、家庭にも恵まれ、何不自由なく育った上流社会の娘、真由子。そんな彼女が、高校三年の時、突然行方不明になった。二年後、彼女は戻ってきた。だが彼女は記憶喪失に……。なぜ彼女は行方をくらまし、記憶を失ったのか? この作品は二十歳になった女性が、「自分がどんな人間だったのか」を探っていく物語である。そして「本当の自分」と対面したとき、彼女はどうしたのか? 恋・友情、そして家族。赤川次郎が放つ、サスペンス・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとか
42
Kindle Unlimitedにて。安定の赤川次郎さん📕2年前に滞在先で行方不明となっていたヒロインが、父親に発見されて自宅に戻ってくる。しかし、彼女には行方不明となる前の記憶が全て抜け落ちていた。。過去を思い出すため、それまで関わってきた様々な人物に話を聞くが、そこから浮かび上がってきた以前の自分は、今とは全く違う風貌で…。カラクリはなんとなく分かってしまうが、最後のヒロインの考え方がとても素敵。赤川次郎氏のなかでも、推せる一冊👍2021/11/11
背番号10@せばてん。
22
1988年9月19日読了。あらすじは忘却の彼方。(2025年2月5日入力)1988/09/19
一式隼
3
数か月前再読。二年前に失踪、20歳に裕福な家族の財力によって見つけられるヒロインだが、記憶を失なっていた。記憶を取り戻すことは、周りにどんな影響があるのか、過去の自分はどんな人柄だったのか… 文庫200頁ほどの作品だが、尽きない興味でスリリングに読ませる、さすが赤川次郎。 星4つ。2020/05/21
ちょび〜
2
お嬢様の記憶喪失。2015/07/05
二分五厘
0
1988.12.12