文春文庫<br> 演歌の虫

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文春文庫
演歌の虫

  • 著者名:山口洋子(作家)
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 文藝春秋(2012/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167400033
  • NDC分類:913.6

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内容説明

演歌歌手を育てて世に出すことに情熱を燃やすレコード会社のディレクターの夢と挫折を、冷めているようで暖かい女性作詞家の眼で描く「演歌の虫」、毎日美しく髪を結っては旦那が訪ねて来るのを待ち続ける老芸妓の心境を淡々と描く「老梅」の第93回直木賞受賞作2作のほか、だめな男に金を貢ぐのをやめられない女の心理をおそろしいほど正確に描く小説「貢ぐ女」、プロ野球選手とポルノ女優のしがらみを生々しく描く「弥次郎兵衛」を収録した著者会心の短篇集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

86
【直木賞】短編4話。貢ぐ女、弥次郎兵衛、老梅、演歌の虫。 オール読み物昭和58年2月、昭和59年4月。別冊文藝春秋昭和59年168号、160号。後ろ2つが1985年直木賞受賞作品。前2つは候補作品。「演歌の虫」は、演歌を支える作詞家、作曲家の生き方を伺い知ることができ貴重。「老梅」は紅白の梅のうちの一方だけが残っているもの悲しさ。「貢ぐ女」は、作品における手帳の使い方がうまいかも。いずれもわびしさ、寂しさ、悲しさ、哀れさなどの演歌の題材によく合う。2013/11/17

kaoru

23
大人の恋愛を描いた短編が多いのですが、男女双方の微妙な心理が描かれているのが凄い。女性作家なのに、男のずるさや弱さにリアリティがありました。また、表題作は大人の青春と挫折を描いた良作です。2017/10/10

背番号10@せばてん。

18
【1985_直木賞】1988年3月11日読了。ちなみに、自分が登録7人目。少な…。1988/03/11

おさむ

3
さすが銀座のクラブのママって感じです。野球選手との絡みが妙にリアル。著者のキャラがたちすぎてしまっているともいえますな。表題作と老梅で、直木賞受賞作。2012/12/10

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