内容説明
二人がいるかぎり対海賊課の評判は落ちる一方、損害賠償は増える一方、と“クビ”を言い渡されたラテルとアプロは、再就職先へ出向いたが……待ち受けるのは稀代の宇宙海賊・ヨウ冥、そして恐るべき武器は人間もコンピュータも“猫”にしてしまうCATシステムだった!てんやわんやのアプロとラテルの活躍!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里愛乍
57
神林さんの小説は何作か読ませてもらってますが、このシリーズは群を抜いてはっちゃけておりますねぇ!(といっても2作目だけど)文中の流れはほぼ会話、それでしっかり展開していくし、何より面白い。登場人物はアプロを筆頭に個性きつすぎ。比較的今作の匋冥が結構まともなキャラに見えたのは気のせいでしょうか。いや、彼もやること大概ですけども!挿絵も素敵だし黒猫宇宙人のアプロがやっぱり可愛い。2017/03/23
怜
17
わははは。アプロの前にアプロなし!アプロの後にアプロなしだな。今作はスペオペ部分より、ドタバタ部分が強調されてる感じ。そして、こんなに「猫」が盛り込まれているのも。カッツはドイツ語で猫、シュバルツは黒い。テンデイズビルを猫の街にしてしまったのはCATS。作品通してすべてが、猫ネコねこぬこ。変わらずのこんがらがりっぷり。。ラテルとアプロとラジェンドラの噛み合わない会話が面白すぎる。いや、アプロかわいいけど、絡みたくないわー。海賊勾冥だけがシリアス(笑)そこがまた、ヘン。2014/04/22
bowmorelover
14
1作目は面食らったが、段々慣れてきたのか面白い(いや前作も面白かったが)ねこねこねこ、猫だらけのこの作品猫好きの自分としてはたまらなかった。解説まで面白かった。2011/10/29
シタン
10
文字通り猫たちの饗宴。猫好き欣喜雀躍。この本の内容が史実と異なるとして批判する向きもあるようだが、本書はフィクションなのだからその批判はナンセンスだろう。ラテルやアプロが実際にどのような存在だったかはこの際関係なく、一つの可能世界の物語として楽しめばそれで良い。前作と比べて複雑な構造をしていないため読みやすいが、だからこそこの本の内容を事実として受け止めてしまう悲しい読者が生まれてしまうのかもしれない。非常に残念だ。古代の戦闘シミュレーションゲーム・ベースボールは面白そうなのでぜひやってみたい。2025/02/08
イツキ
9
思い込みによって人は簡単に姿が変わってしまう、現実は幻の一形態に過ぎないという非常に神林長平らしい考えをベースにしたドタバタ劇。根幹にあるテーマというか軸は他の作品と変わりませんが、人間がみんな猫になるというところからかなりぶっ飛んでいる上にとにかくコミカルで面白いです。解説がまたいい味を出しています。2017/06/27
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