内容説明
私立探偵社に務める日高健介は、妻の亜木子が新婚旅行の地としてなぜ九州の高千穂を選んだのか、わからずにいた。間もなく終点、その時亜木子は席を立った。列車は高さ105メートルの鉄橋を渡り、トンネルを抜けて駅に着いた。だが亜木子は、そのまま夫の前から姿を消してしまった……。神話の地を舞台に、謎を乗せて列車は走る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
8
古い本棚からのチョイス。再読。高校時代に西村京太郎氏のトラベルミステリーにはまり、ことごとく光文社文庫の本を読み漁った。その中でも、高千穂という場所に興味をもち、印象に残っていた本を再読。神話の掟やしきたりを守るために起こった殺人事件、また、掟から飛び出そうとした女性。我が家も古い家系で、掟まではないが、どこかに守りたい思いともうそんな時代じゃないよという複雑な思いが、初読時からあったのだろう。再読しても共感できることが多い。残念ながら、十津川警部が出ないお話でした。2014/11/02
義輝仮面
1
【★★☆☆☆】 以外にも十津川警部が一切出てこない作品。 日本神話ゆかりの地での失踪事件、それを探す男。なんか終始中だるみな印象が強い作品だったな。ただ後味が悪いタイプのオチでない分まぁマシかな。 2018/06/19
ゆだ
1
最初ですね、温泉施設に置いてあった本のタイトルが殺人を犯した人達のドキュメントもので「おっ。面白そうだな」と読んでいたら、ドキュメントにしては文章が上手だなぁ、まるで小説家が書いたみたいだ、と思ってふと見てみると本のカバーと中身が違っていて、その中身というのがこの本だったんです笑 いやーこれがなかったら一生西村さんの本は読まないままの人生だったと思います。あまりにもシリーズがありすぎて売れすぎている小説って逆に読む気しない系の人間なもんで。西村京太郎さんの小説にハマる方の気持ちがわかりました。2018/06/07
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
1
昭和62年12月20日 初版2015/09/06
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