内容説明
女子大生・小川麻知子は言いしれぬ不安にかられていた。父の突然の失踪、不気味な電話、家政婦の不審な行動……時価一億円の名画〃前向き小町〃がひき起こす連続殺人!――小野小町は果たして美人だったのか? 男か女か? その小町の謎を縦糸に、意外な犯人と密室トリックを横糸に織り成した、長編本格推理の傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます
13
六歌仙に名を連ねる平安の女流歌人・小野小町の名画の取引にかかわった人たちを襲う連続殺人事件。その真相に、主人公の女子大生が小町の謎をたどりながら迫っていく。とくれば、小町をめぐる謎と事件の絡み合いに期待してしまうのだが、読んでみると、推理小説に小町の謎が話題として盛り込まれているという程度。その謎についても主人公の推論が願望的に語られるだけ。ミステリーとしてはそれでいいのかもしれないが、不完全燃焼の思いが残る。歴史上の謎を取り上げたものならではの読み応えがほしかった。2011/08/01
dieci
0
ずいぶん前に読んだ「前向き小町」の絵を巡る殺人事件で、面白かったですね。
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