模倣と創造 - 科学・教育における研究の作法 (増補版)

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模倣と創造 - 科学・教育における研究の作法 (増補版)

  • 著者名:板倉聖宣
  • 価格 ¥1,716(本体¥1,560)
  • 仮説社(1987/11発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784773500226
  • NDC分類:021.2

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内容説明

「模倣より創造のほうがいいに決まっている」という常識。むしろその常識が創造性をそこない、ひいては盗作を日常的なものにしている。模倣と創造は相対立するようでありながら、実は「模倣のしかた」にこそもっともよく創造性が現れるのである。古今の事例をとおして創造への確かな道筋を示す。目次=第1部 模倣と創造の一般論
・科学と教育における模倣と創造そして盗作の構造
  問題は模倣性の欠如ではないか
  西洋文化の模倣性の重要性を「発見」した先駆者たち
  かっこよさを気どる心が盗作を生む
  とくにおくれている教育界
  過度に創造性を強調することの危険性
  きめられた権威以外のものを模倣する創造性を
・模倣から創造へ,その近道 ……「引用」のしかた入門
  研究・著作・教育活動と著作権法,他
  引用文献などの表記法について
・模倣と独創の矛盾論 ……主体的に見せるための没主体性の批判
・木村駿吉とその「模倣と創造」論

第2部 二つの盗作事件
・なぜ,いま著作権侵害を問題にするのか
  はじめに……模倣と創造と仮説実験授業
  今日の教育研究の状況とわたしの姿勢
  仮説実験授業の研究方法論と組織論
  著作権侵害の発見の経緯
  「紹介」の創造性の問題
  「盗む」とはどういうことか,他
・ガリレオ・ガリレイの著作権防衛裁判

第3部 模倣と創造と社会
・創造性の心理学
  知恵遊びと理科教育の中での創造性
  実用的な問題での創造性
  素人の大人と子どもたちの見せた創造性,他
  著作権侵害の発見の経緯
  「紹介」の創造性の問題
  「盗む」とはどういうことか,他
・科学読み物の翻訳における模倣と創造
 ……日本におけるファーブルを例にして
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