内容説明
星沢夏美。17歳。あと一ヶ月足らずで18になる。国民的(?)アイドルタレントである。熱狂的ファンの一人で18歳になる克彦は、夏美のマンションで、彼女の生の歌の盗み録りに成功!! だが、テープから流れてきた曲は、普段の彼女からは想像もつかないイタリアのオペラ!? その上、彼女は突然、自殺未遂をおこし、マネージャーは何者かに殺されて……。超人気歌手に隠された秘密とは? 長編ユーモア・ミステリーの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉
6
なぜ赤川次郎氏の本のタイトルは陰と陽のコントラストが鮮明なのだろうか。星沢夏美という10代の準国民的アイドルの、ストーカー的な立ち位置にいる克彦が、夏美の盗聴に成功する。粗筋のような感想になっていまうが、生歌以外に夏美が自殺未遂を起こしたことや、夏美のマネージャーが殺害される事件に発展する。早野や誘拐される千絵など夏美を取り巻く登場人物に左右されながらも最終的には円満かつなんとも言えない心情になる物語が描かれている。2017/11/15
鑑真@本の虫
1
どんな話だったかな。なかなかに面白いものと思ったことは思い出せる。2010/01/01
んちも
1
このフレーズ(題名)に轢かれて買った気がします。えらく昔のことですが・・・
まき
0
国民的アイドルがファンの男の子に下手なはずの歌が上手いところを録音され、その後、自殺未遂。入院先の病室のベッドの下からマネージャーの死体が発見され、当の本人は病院を抜け出し件の男の子とその妹と犯人探し‥という感じにテンポよく飽きることなく話が読めて、中盤からは展開が気になって、病院で途中まで読んだのですが家で一気に読み終えました。最後と真相は割とあっさりかなと思いましたが、面白かったです。あとがきも読んでてなるほどなと納得できました。2019/01/04