内容説明
ミッドウェイ海戦で大勝利を収めた日本軍は、破竹の勢いで世界各地へ進攻し、アラスカ、ハワイなどを占領。同盟国ドイツも、欧州、アフリカ全域を制圧していた。アメリカ合衆国は海軍の空母の9割を失い、戦略を大幅に変更した。それは、劣勢を一挙に挽回する革命的な原爆計画だった。一方、昭和20年8月5日、日本の超重爆撃機“富嶽”は、原爆を搭載し米本土へ出撃した! 歪められた歴史の修正をめざす時間局員の闘いが始まった。太平洋戦争をめぐる迫真の歴史SF。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
亮人
2
タイムパトロールものの時間SF。光瀬龍は何冊かこのシリーズで書いてるらしい。第二次世界大戦で、日本はミッドウェイで勝利を上げた後も破竹の勢いでハワイ・アラスカを占領、一方ドイツも欧州・アフリカ全域を勢力下に、そして日本は戦争を終結させるために米本土・ニューヨークに原爆投下する作戦を実行に移す、、、といった話が本の7割強の所まで延々と続いて時間局員なんて出てきやしない。時間SFじゃなくって架空戦史ものかと見まごうた。ラストも結構、投げっぱなし。しかし『夕ばえ作戦』読者には嬉しい仕掛けがラストに待ってます。2010/10/11
アヴィ
1
星新一小松左京筒井康隆の昭和のsf三巨頭とは 別の意味で昭和の少年を熱くしたのが 眉村卓と本作の光瀬龍ですね 特に本作は夕映え作戦への壮大な叙情詩となる 作品という位置付けなのが嬉しい 第二次世界大戦下のいくつかの場面での違和感が タイムパトロールの出番となり、歴史修正へと 動きます 物語中盤でいきなりスイッチが入ったようにsfに 変わるところが毎度のことで楽しいです2024/07/21
tama
1
ひさびさに再読。いつ買ったものか忘れた。ニューヨークに何をするのか、途中であやふやになってしまう。光瀬さんの作品で最初に読んだのは「百億の昼 千億の夜」これでいきなり深入りした。少年期を戦争のなかで過ごした人ならではの寂しさ感覚あり。2012/11/26
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