文春文庫<br> 二度のお別れ

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文春文庫
二度のお別れ

  • 著者名:黒川博行
  • 価格 ¥459(本体¥418)
  • 文藝春秋(2012/05発売)
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  • ISBN:9784167447014
  • NDC分類:913.6

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内容説明

新大阪の銀行に押し入った強盗は居合せた客の一人を人質にとって逃走した。まもなく犯人から人質の家族あてに、一億円を要求する脅迫状が届く。その指示は、徹底的に巧緻で悪意に満ちたものだった。大阪府警捜査一課、黒田・亀田両刑事、通称クロマメ・コンビに出番がきた……。「キャッツアイころがった」で第四回サントリーミステリー大賞を受賞した筆者が、第一回同賞で佳作賞を受けたこの作品は、軽快なテンポと秀抜なトリックの本格長篇ミステリーである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

57
黒川さんのデビュー作。30年くらい前の作品。なかなか面白かった。ヤクザじゃない大阪府警の黒マメコンビが活躍します。犯人はすぐにわかりますが、ラストの悲劇はやるせない。黒川さんお得意の関西弁の原点なんですね。Readerのセールで文春版を。しかし、文庫があまり手に入らなさそう。Readerで揃えようかしら。2016/10/04

momi

41
著者のデビュー作!!黒川さんと言えば「後妻業」「疫病神」のイメージが強いんだけど…これは雰囲気の違う軽快な警察小説で漫才をみてるような楽しさがあった!大阪府警黒マメコンビのかけあいが楽しい!コテコテの大阪弁なんだけどスーッと入ってきて読みやすかった!シリーズものとのこと、黒マメコンビ気になるので続きを読みたいです!2016/12/02

背番号10@せばてん。

21
【1983_サントリーミステリー大賞_佳作】1991年6月18日読了。今年度の直木賞作家、黒川氏のデビュー作。約30年前の作品とはいえ、読メ登録人数の少なさに茫然。なんと自分が3人目。1991/06/18

Pure

8
感想は角川文庫版へ2018/08/24

ごんちゃん

7
銀行強盗からの身代金誘拐。真犯人はすぐ判っちゃうし、重大事件のわりに大阪府警の捜査陣容がしょぼいけど、話は上手くまとめてある。タイトルがな~るほどであった。黒川博行氏デビュー作。2017/10/17

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