講談社文庫<br> 星に願いを

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講談社文庫
星に願いを

  • 著者名:林真理子【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2015/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784062766197

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内容説明

地方出身のさえない女子学生キリコは就職試験にことごとく失敗し、不採用通知がたまるばかり。しかたなくアルバイト生活に明け暮れながら、コピーライターなるものをめざす。そんなある日、幸運の女神がキリコのもとにやってくる。あれよあれよという間に、キリコは一躍「シンデレラ」に。著者の自伝的小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kubottar

23
恥ずかしながら初めての林真理子の本となりました。直木賞作家や「令和」を推した識者といった認識しかありませんでしたが、彼女も普通の女の子だったんですね。自叙伝的な小説で、彼女がどれだけ普通だったか、そして無意識の野心を育てていたのか、それが実に面白い。ただ、そして濡れ場が新鮮でした。女性作家の濡れ場描写は初めて読むのかもしれない。こういうことを考えるのか、と目からうろこでした。2019/12/24

Shun

19
林真理子さんがエッセイ書きから小説家となった作品。 物語は、冴えない女性が酸いも甘いも経験し最後は成功を手にするといった内容。主人公のキリコの描写を見ていると、容姿に秀でているわけでもなく性格も傲岸不遜でありプライドが高い。しかしコピーライターとしての資質には光るものがありリアリティがある。彼女には「こうありたい」自分という像があり、それゆえに人を愛することもどこか作っているように見える。最後に社会的な成功はしたが、真に愛し合うことができる相手に出会えるのかは物語のこれからにかかっているようです。2018/05/28

mymtskd

17
林真理子さんの自伝的作品。主人公は冴えない女子大生(=ご自身がモデル)ということになっているが、そう思っているのはもしかしたら本人だけで、たとえば友人や仕事上の知人などからは「野心的」「発想が面白い」「視点が斬新」「将来大物になるかも」のように見られていて決して平凡ではない。たしかに最初から恵まれていたわけではないが、後に時代の寵児になるようなきらきらした才能の片鱗があり、やはりそうした人だからこそ世に出るべくして出てきたのだ。ただのシンデレラストーリーではないと思う。2021/07/15

ヨータン

17
林さんの下積み時代を描いた小説。やはり林さんは野心家だったんですね。林さんのギラギラした欲望や野心を好まない人も多いと思いますが、私はむしろ林さんのように野心に対して忠実に生きていきたいなと思いました。2014/11/25

樹懶

9
主人公キリコがコピーライターとして活躍するまでのサクセスストーリー。この成功までの流れが突然過ぎて、私はちょっと着いて行けなかった。でも成功する時というのは、我武者羅というよりは、偽りの無い自分のまま流れに身を任せた方がたしかに上手く行くのかもしれない。 キリコはコピーライターとして成功して、富と名声を手に入れた。しかし、キリコは結局何を目指していたのか。本当の幸せとは何かを考えさせられた。2017/12/13

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