内容説明
生家は神田のトンカツ屋、大学では柔道部の女子キャプテンで黒帯の極め付き硬派、森原ケイ・22歳。ひょんなことからスタイリストとなって広告業界へと飛びこんだ彼女は、やがて憧れの海外ロケへ。失敗も、争いも憎しみも、そして恋も知った。幾つもの夢が彼女の前を通り過ぎ、九つのラブ・ソングに彩られて九つの物語が生まれた時、ケイは初めて泣いた。愛した。戦った。そして、人生に乾杯した―。海と空と風と虹とをこよなく愛する人気赤丸急上昇の気鋭が放つ愛の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
82
久しぶりの喜多嶋先生作品で、相変わらずの読みやすさ。1981年(なんと昭和61年)の作品で30年以上も前ですから、やはり時代を感じる作風でした。今の時代だと、表現だとか含めて色々とセク○ラだとか、ひっかかるのかもしれませんね。主人公は柔道女子でありながら、なぜかスタイリストの仕事についている20半ばの「ケイ」。元気いっぱいの彼女の奮闘を明るく綴ってくれています。様々な場面、シチュエーションでの男女の淡い恋模様をサラッと爽やかに書いてくれていて、さすが喜多嶋先生スタイル、読んでて疲れないのが何よりでした。2025/12/10
読み人知らず
2
恋も大事だけどそれ以上がある。女の子の気持ち。カツ丼切れは気持ちわかる(^^)2013/09/15
丰
0
Y-202006/07/24




