内容説明
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障害によってことばが育ちにくくなっている子どもたちとのことばあそびで、子どもの内面世界は大きく変化し、ことばへの意欲が生まれる。ことば遊びの言語指導における役割と意味を解説し、イラスト入りで例示。
目次
[I]ことばが生まれるまでことばが生まれるまで-谷川俊太郎◎ことばあそびへたどりつくまで◎日本語の音のおもしろさを肉体化する◎人類の最初の最初のことばは詩であった◎ことばの発生の原点に立ちかえる◎教える側の固定観念をこわしていく◎ともにたわむれて生きる◎ことばによって混沌から秩序へ◎無意識は、意味の世界を問いかえす◎声をだすことで次元を変える◎あそびは障害、健常の区別をなくす◎人と人の心と体が溶けあうとき…後記心とからだをつなぐことばあそび-波瀬満子◎はじめに 新しい「ことばあそびの」スタート ◎第一段階 「あ」の詩から「ふゥのうた」まで◎第二段階 「グーパー」から「チュとキュ」まで ◎第三段階 「て」から「ばァのうた」まで◎おわりに 子どもたちが最大の協力者[II]-こうやって遊んだら?-波瀬満子+小川原芳枝+佐藤真理子・こえのうた ◎あI◎あII◎う◎お◎・いきのうた ◎はのうた◎ふゥのうた◎・くちびるのうた ◎ばのうた◎まま◎おまじない◎・からだうた ◎ふるえるうた◎ころころりん◎とんとんとん◎ユーラユラ◎チュとキュ◎・よびかけうた ◎て◎おへんじ◎ばァのうた◎・あそびうた ◎モグモグ◎たべてのんででるうた◎ポイ◎グーパー◎きかい◎かみ◎[III]-子どもたちと遊ぶだれもがことばのタネをもっている-小川原芳枝◎ことばとあそぼう!◎はじめて声がでた!◎だれもがことばのタネをもっている◎からだの動きとことばが結びつく◎子どもの表現をじっくり待つ◎ことばあそびがコミュニケーションをつくる息からから声へ、声からことばへ-佐藤真理子◎声の渦がことばを育てる◎のびやかな声が生まれるとき◎リズムや抑揚に乗って楽しむ◎呼吸を自由にするために◎舌やくちびるの動きをなめらかに◎豊かな表現力を身につける◎からだの動きがしぜんに生まれる◎寝たきりの子もことばあそびを楽しむことばあそびによる言語指導の意義-谷俊治◎なぜ、なんのために行われたのか◎どのような方法でおこなわれたのか◎どのようにすすめられたのか◎どのようなことが考察されるのか[IV]-こう考えることばが生まれるとき-谷俊治◎産声からことばへ◎発声から発語へあとがきにかえて-波瀬満子