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内容説明
刎頚の友といわれた田中角栄が、少年時代を種々な形で知られているのに対して、小佐野賢治は、自ら当時を語ろうとはしない。長男に生れても引き継ぐ財産もなく、人一倍の勤勉と努力、そして生来の商才をもって、戦後の復興期という時代をガッチリと掴んだのだ。ロッキード裁判で実刑判決を受けたものの、依然として、小佐野は日本の政商である。直木賞作家が政商の実像に迫る会心作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
9
「海坊主みたいな男だけど、すごい男性的魅力があるわね」「うん、あるある。セックスアピールがある」(立花隆『ロッキード裁判とその時代1』)。妻・英子は堀田正恒伯爵の次女で「学習院の生んだ戦後最高の美女」と謳われた(ちなみに小佐野はSMマニアで、「赤ん坊のかっこうをしておしめをあてられ、哺乳瓶をしゃぶって陶然としていた」(同『同時代を撃つⅠ』))。女性の性向と資本主義はとても親和性が高いように思う。まさに小佐野賢治こそは資本主義の権化である。「小佐野賢治は、紛れもない日本一の富豪だ」。その総資産は「二兆円とも2022/07/24
鈴木誠二
0
評伝として実に興味深く読ませてもらった。読んでいるうちに小佐野さんって意外とイイ人なんじゃね? と思えてくりょ。2018/04/21
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