ノックの音が

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ノックの音が

  • 著者名:星新一【著】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 新潮社(2015/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101098333

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内容説明

ノックの音とともに、二日酔いの男の部屋にあらわれた見知らぬ美女。親しげにふるまう彼女の正体は? いったい、だれのところへ、どんな人が訪れてきたのか。その目的は。これから部屋の中で、どんなことがおこるのか……。サスペンス、スリラーからコメディーまで、「ノックの音」から始まる様々な事件。意外性あふれるアイデアと洒落たセンスで描く15のショートショート。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そる

323
34年前の文庫で、話し言葉など古いですが、あまり気にならず。男女関係がちょっと今と違う感じありますけどね。星さん独特のSFではないがミステリー風&不思議な短編集。「和解の神」がいい話。「しなやかな手」「華やかな部屋」など悪いものが成敗される話もいい!星さんの話は泥棒や殺し屋と話し合ったりするのでなんだかあたたかい。安定のおもしろさ。「「きみはなにも盗まなかったばかりか、生きる方針を与えてくれたじゃないか」」「「あたし、人の同情を受けるのがきらいなのよ。悪事であろうと、自分の力で生きてゆくほうが楽しいわ」」2020/08/20

Tetchy

224
全てのショートショートを「ノックの音が」で始める、このこと自体、作者にとって挑戦だったのだろう。なぜなら状況がすごく限定されるから。しかしその挑戦に作者は見事打ち克っている。2008/09/08

KAZOO

186
この本はいつも読んでいたはずなのにどこかへいってしまってなくなったので再度購入しました。読んでみて15のショートショートが収められていて、いつも「ノックの音がした」で始まるなじみの話でした。本当にミステリー的なうまさがあります。読ませるというサービス精神が旺盛な感じがします。読む楽しみのエッセンスが詰まっている気がします。2016/06/04

しんごろ

184
全てのショートショートが「ノックの音がした」の冒頭。そこには意外なドラマがあった。なかなかのブラックさ。でも、そこにはどことなくユーモアも感じる。落としどころも文句なく、よくショートショートでここまで書けるなと感心してしまう。これが星新一の世界かと妙に納得。クセになる面白さだった。まだ知らない星新一の世界があるかもしれない。機会があれば他の作品も読んでみたい。さて、レビューを書きあげたし、ひと息つくか。酒でも飲むかあ。あら何だ!ノックの音がした。2021/12/20

nanasi

146
ショートショートが15編収録されています。巻末にあとがきが収録されています。カバーデザインは真鍋博さんです。個人的には「財産への道」と「人形」がお気に入りです。2014/01/04

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