集英社文庫<br> 凍蝶

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集英社文庫
凍蝶

  • 著者名:津村節子
  • 価格 ¥495(本体¥450)
  • 集英社(1985/09発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087490282
  • NDC分類:913.6

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内容説明

恋も諦め自己を捨て、ひたすら生き甲斐にしてきた弟の再婚が大恋愛の末と知り、打ちのめされたような虚無感に襲われる秋代(「凍蝶」)。旅先で思いがけなく再会した男の誘いを無視できず、同行の友人をまいてまでホテルで待つ男に電話する人妻菊子(「水仙」)。日常の中の非日常な出来事を、こまやかな洞察としなやかな筆致で描く珠玉の短編集。表題作他8編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

shizuka

44
津村さん電子書籍2冊目。いろいろな愛のカタチの短編集。どれもちょっと切ない。戦時中に青春時代を迎え、幼い弟を育てるために自分の恋愛を犠牲にせざるを得なかった『凍蝶』。姉の弟への想いは伝わらない。姉の気持ちは分かるが、弟も大人になれば巣立っていくものなのだ。いまよりも少しだけ女性が自立し、生きるのが難しかった時代。弟を失ったそろそろ初老の彼女はどう生きていくのだろうか。依存相手を失った人間の抜け殻具合がよく書かれている小説。それが美しく由緒正しい日本語で書かれているので、話は陳腐だとしても、読み応えあり。2016/07/16

バーベナ

2
短編集。30年前に書かれているが全く古さを感じないどころか、中でも「すえ子の正月」には身につまされる。娘の電話連絡網さえかけられない、極度の引きこもり主婦。夫と娘とだけ接していればいいと思っているが・・・。内向的で育ってきた環境に同情する部分はあるけれど、人生を拗ねてしまっているすえ子には身勝手さを強く感じてしまう。2010/11/09

春雨

1
時代を感じる一方で唯川恵など現代恋愛小説の元祖という感じがした。 私が生まれる前に執筆された本だけど、わかりやすく、かつ気品漂う文体。 いかに昔の作家のレベルが高かったかがわかる気がした。どれもよくあるストーリーだけど巧みな文章にぐんぐん引き込まれる。2012/01/09

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