光文社文庫<br> 蘭菊の狐

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光文社文庫
蘭菊の狐

  • 著者名:西村寿行
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2014/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334701703
  • NDC分類:913.6

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内容説明

代々狐つきの家とみなされ、村八分にされていた出雲家の孤児・阿紫。母は町長の命令によって、町民に凌辱され狂死、父は憤死……そして、秘密をつかんだ兄も殺された。怒りと復讐に燃え、独り敢然と闘いを挑む阿紫の前に、奇妙な三人の中年男が……。古来より伝わる〈狐つき〉を題材にした長編復讐小説(ハード・バイオレンス)の白眉!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

犬を飼っています。

4
西村寿行といえば、凶暴な男が女を暴力的にレイプするシーンを書くことで有名で、女性はだいたい男の慰みモノとして登場させられることが殆ど。 しかしこの作品のヒロインである阿紫は、男たちからレイプはされてしまうものの、最後まで気高く凛としたイメージを崩されない14歳の美少女として書かれる。寿行ヒロインとしては非常に稀有な役柄で、中学時代にこの本をはじめて読んだときはこのヒロインに憧れを持った。2018/08/18

ドイマン

2
阿紫の出番がもっと欲しかった2015/10/03

キー

1
シリーズ二作目『襤褸の詩』が面白かったような記憶があり、再読しようと思いましたが、シリーズ一作目であるこちらを読んでいなかったので読んでみました。 源吉、三四郎、亀造、という三人の男達が主人公、なんですが、三四郎がやや影が薄いような気がします。 ヒロインの一人である郁子も、もっと影が薄いですしね。 事件の顛末を描くことに集中してしまい、折角の個性的なキャラクターが活かしきれていない気がします。 続けて続編『襤褸の詩』を約30年ぶりに再読しようと思います。2015/01/17

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