内容説明
けんかならこい、わるくちうた、おならうたなど、遠い日の子ども心をよび戻す素朴で、抒情あふれるかぞえうたの数かず。人間をいとおしむ詩人による現代の楽しいわらべうた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
76
リズム感あるフレーズが読んでいて楽しかったです。音読したくなるような小刻み良さもさることながら、日本語の奥深さ、ひらがなの無限の可能性を感じました。何度も味わいたくなる詩が沢山あります。日本語の音楽性が体に沁み込んでくるのが心地よく、言葉遊びを楽しみました。声に出したくなる詩とはこういうことを言うのでしょう。朗読するともっと味わい深いのかもしれませんね。2015/05/18
新地学@児童書病発動中
48
言葉の第一の働きは意味を伝えることかもしれません。でもそれに凝り固まってしまったら、感情は干からびてしまいます。小説や文学に使われる言葉は頭だけのものではないのです。言葉にはリズムや音があります。音楽性と言ってもいいでしょう。残念なことに、日本語の持つ音楽性は現在軽視されている気がします。この詩集は日本語の音楽性取り戻すための試みです。リズミカルな言葉は体の奥に入っていき、心地よさを感じます。だから、声に出して読まなければ、この詩集の良さは分かりません。たまには声に出す読書も必要だと感じました。2013/01/02
kana
36
小さい頃、まだひらがなも読めない時分に、母が私にこのわらべうたを何度も音読させました。そんな思い出の一冊が文庫化していたので、懐かしく再読。子どもの頃もリズムのあるフレーズが読んでて面白かった記憶があるけれど、大人になって読んでみて、より一層楽しめました。ひらがなの美しさ、日本語の奥深さ、言葉の不思議さに魅せられ、何度も味わいたくなる詩がたくさん!今も幾つかの詩は覚えていて懐かしく、好きな詩が更に増える。『これはのみのぴこ』なんてタイトルだけで暫く想像を膨らませてわくわくできます。谷川氏は天才です。2013/07/29
Kikuyo
22
子供の頃口ずさんだ絵描き歌や数え歌、手遊び歌などを思い出す。音と言葉が合わさってリズミカルに跳ねるような感じが心地よい。自分の中の無邪気さが喜んでる、思わず声に出したくなる。発声練習にもいいかも。「あめなめるまねなのねまめにるはめなのに」2016/07/09
Yuko
6
<けんかならこい、わるくちうた、おならうたなど、遠い日の子ども心をよび戻す素朴で、抒情あふれるかぞえうたの数かず。人間をいとおしむ詩人による現代の楽しいわらべうた。(解説・如月小春) (カバー:)> 偉大な人が逝っちゃったなぁ・・ 2025/01/06
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