内容説明
プロレスは極彩色のガラスの破片をちりばめたミラー・ボール。光の当たり方、見る角度によって驚くほどさまざまな変化を見せる。相手の腕をハンマーに決める。ロープに振る。反動でもどってくる。さあ、次の技は──その瞬間、最低三つぐらいのドラマは思い浮かべるはず。そう、まさに人生そのものなのです。プロレスを哲学にしてしまう男・ムラマツの一発必殺の凄味ただよう一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カミツレ
1
新日本プロのファンでなければ、前半はちょっと物足りないかも?最後の「プロレス・ガードブック」は声を出して笑える。「プロレスは八百長だと友達に言われます、どうしたらいいでしょうか?」など、ファンが一度は通ってきた思いや疑問を問いかける読者(の体)と、それに応える”プロレスの味方”のQ&A集なのだ。読者の質問に「あるわ~」とニヤつき、”プロレスの味方”の絶妙回答に膝を打つ。何かで自分が優れていると相手に確信させてから、プロレス好きを理解させるという方法は、感動である。よし、頑張ろう。
羊男
0
★★1985/02/08