内容説明
愛用のベレッタ・ミンスクモデルに物をいわせて、無事任務を果たしたつもりだったのに、またしても局長に「馬鹿野郎!」とどやされてしまった。俺が殺ったのは、実は使い走りの雑魚の替玉で、当の奴はピンピンしているというのだ。あああ、何でわいはこないにドジなんかなあ……。チョンボでネクラなスパイのみじめな独白をユーモアたっぷりに描いた表題作ほか、抱腹絶倒SF十一篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
eihuji
9
あるいは当時読んでいるのかもしれない積本歴30年超物。記憶にあるかんべむさしの作品はドタバタ・ユーモアが占めるのだが、12篇の短編からなる本作はブラック・スプラッタ・シリアスが多く含まれる。最近の若い人には理解出来ないだろうな、と云った時事ネタに時代を感じざるを得ないが普遍の面白さはしっかり描かれ懐かしさと相俟って楽しく読めた。日本SF界の新鋭だったのも今は昔。調べてみるとかんべむさしは70歳になっていた。2018/02/22
樽
0
子どものころ、星新一といっしょによく読んだ…懐かしすぎる。2010/07/23
けいちゃっぷ
0
嗚呼、全てが懐かしい・・・(こればっかw)。
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