角川文庫<br> 水の炎

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角川文庫
水の炎

  • 著者名:松本清張
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 特価 ¥407(本体¥370)
  • KADOKAWA(2014/01発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041227312

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内容説明

東都相互銀行の若手常務で、野心家の夫塩川との生活に心を満たされぬ信子は、大学の通信教育を受け、独身助教授浅野を知った。彼女の知的な美しさに心を惹かれて愛を告白する浅野。信子は、その想いの激しさにたじろぐが、夫は、妻の不貞を疑いながら、二人の接近を画策した。不倫をでっち上げることで実業界への飛躍を図ろうとしたのだ――。巨匠松本清張が、美しい人妻の心の遍歴の行末を描く、長編サスペンス!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nozomi Masuko

12
銀行の若手常務で野心家の夫を持つ主人公は、心が満たされない生活に嫌気がさしていた。自分の出世のために、妻と若い男との接近を画策する汚れた夫。ロマンサスペンスとなっているが、思ったより濃い沙汰もなく、松本清張節炸裂でおもしろかった。最後は満足です。笑。2016/02/04

童夢

3
ドラマではよく接する機会があるが、清張作品を読むのは久しぶりとなる。読み直したい作家さんのひとり。推理、歴史小説の他に人間の欲望がテーマとした小説も多い。2013/09/25

mutenka

1
2023/11/19

ピコ

1
久しぶりに長編を読んだ。今まで読んだ清張氏の作品と趣が少し異なるような気がしたがそれでも面白かった。2013/02/23

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

1
☆×5.0…松本清張は実に鬼畜男を表現するのがうまいと思います。ただし、この鬼畜男のパターンは今までの作品とは少し違い最後の最後で思いっきり強烈な制裁を受ける作品です。たぶんこの男の性格を知ればスカッとすることでしょうね。まあまあ、やりたい放題し放題、周りを顧みないのです。教養がないというのも身近にいる妻がもったいないぐらいの華なのに気づかないということからも理解できることでしょう。最後に出てくる彼女が変化する1行が本当に美しかったです。2012/08/01

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