内容説明
ドイツの片田舎で買ったふしぎな魔力をもった椅子……。静かな雪の夜に、老夫婦のもとにあらわれた侵入者……。あくびの出るような平和な地球に、突如出現した、黄金色に輝く奇妙な物体……。宇宙に、未来に、平凡な日常生活の中に、ユニークな想像力と、シャープなインテリジェンスで描き出される、サスペンス、ミステリー、ユーモアあふれるショートショート36編を収録。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
84
初期の星氏のショートショート集はホント外れなし!これもお勧めです。2008/08/30
KAZOO
64
星さん本来のショートショートが40編弱入っています。ブラック的なものからユーモアものまであまりSF的なものを感じさせないものが多くあり、私のフィーリングにはかなり合う作品集でした。このような作品一つ一つ筒を中篇あるいは長編にできるのではないかという感じです。さまざまなヒントが多く入っています。2014/12/08
しゅわ
59
勝手に星さん再読祭り第14弾。星さんらしいユーモアとウィットに富んだショートショート36編を収録。一見平凡にみえる日常生活の中に潜む悪意や様々な“悪夢”の世界を見せてくれる一冊です。静かな雪の夜、老夫婦に起こった事件を描く『雪の夜』や主人公と看守にただよう哀愁がなんともいえない『囚人』、そして密かな悪意が怒涛のごとく訪れる『すばらしい食事』あたりがおススメです。『友を失った夜』の空気感も良いし『むだな時間』の皮肉もぜんぜん古くなってませんね。2015/01/26
優希
53
ジェットコースターに乗っているような感覚に陥りました。オチも想像を超えていて、捻りがきいています。面白かったです。2021/10/25
セウテス
52
〔再読〕思い込みの怖さや全体をみないで物事を判断する愚かさを、割とブラックに描いた作品を中心の36短編です。「賢明な女性たち」は、本当はいったい誰が賢明だったのか、『賢明な』とは何を指して言うのか。「夜の道で」は、最後に聞こえた声は非難の声なのか、それとも親しみを込めた励ましなのか。ミステリー、サスペンスから、ユーモア溢れるショートショートまで、読者を飽きさせる事はありません。しかも、今回は悪夢がテーマですので、夢と現実の区別に迷いそうです。しかし考え抜かれたオチは、爽やかな読後感を与えてくれます。2014/11/28




