文春文庫<br> 光と影

個数:1
紙書籍版価格
¥481
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

文春文庫
光と影

  • 著者名:渡辺淳一
  • 価格 ¥478(本体¥435)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
  • 立春までもう少し!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/26)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167145019
  • NDC分類:913.6

ファイル: /

内容説明

将来を嘱望された陸軍大尉の小武は右腕負傷の憂き目にあう。偶然にも同じ傷で同期の寺内と病院で一緒になるが、小武は切断、寺内は腕を残した施術となった。廃兵となった小武はしだいに転落の気分を味わうが、いっぽうの寺内は……。カルテの順番という小さな偶然がわけた人生の光と影を、的確なタッチで構築した直木賞受賞作に、人間の皮肉を巧みに描き出した「宣告」「猿の抵抗」、若く美しい女に潜む戦慄をあつかった「薔薇連想」の三篇を加えた卓抜な作品集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaoru

12
面白い。外科医でもある作者の短編集。表題作は、ほんの偶然で運命が分かれた二人が再会した後の展開が秀逸。運命が逆に作用していたら?と考えてしまいます。他では「宣告」が良いです。不治の病の告知がテーマ。2016/09/24

シンチャイナ

1
医療を主題に描いた4っの短編集。西南戦争で腕を負傷した大尉2人をとらえた、光と影、梅毒に感染した女のその後を描いた 薔薇連想が良い2018/01/11

けん

1
整形外科医で作家は、当時としては、珍しかったらしい。ノンフィクション?と思わせるほど、面白い。2015/05/06

発起人

1
読みやすく疲れない-渡辺淳一の第63回直木賞受賞作を含む短編集2006/02/21

きりだんご⭐️新潮部

1
●家にあるのを再読2011/09/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22069
  • ご注意事項