バスカヴィル家の犬【阿部知二訳】

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バスカヴィル家の犬【阿部知二訳】

  • ISBN:9784488101077

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内容説明

西部イングランドの名家バスカヴィル家の当主が、突然変死をとげた。恐怖に顔をゆがめた遺体のそばで見つかったのは、ものすごく巨大な犬の足跡!
じつはバスカヴィル家には、犬にまつわる因縁が存在した。
18世紀のなかば、当時の当主が悪逆非道のはてに、巨大な魔犬に咽喉笛を食いちぎられて死んだというのである。
伝説の再来か、はたまた何かの秘密が隠されているのか。
闇にきらめく灯火。火を吐く魔犬の跳梁!
荒涼たるイングランドの寒村を舞台に、ホームズとワトスンは恐怖と怪異に満ちた謎に挑戦する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

129
初読みは50年ほど前であろうか?当時の感触はただの推理小説、いままでの年月の間に仕入れた知識…狼男、ジェボーダンの獣、『悪夢の世界-ホラー小説誕生』による示唆等。物語の設定に取り入れられたイングランド西部の伝説…バスカヴィル家の呪いに浸ろうとしましたが、しかしながら物語にオカルトの風味乏しく、やはりただの推理小説でありました。◆英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊を読破しよう!http://bookmeter.com/c/3348782017/08/14

赤沙汰

10
バスカビィル家に言い伝えられる伝説の犬の話、実際にワトスンが現地で起きたことをホームズに送った手紙など読んでいるだけで荒地には何か怪物的なものがあるのではないかというホラー的な感じも受けて面白かった。2017/03/30

shiaruvy

10
★4 [2000.07.21 54版] キ印迷惑探偵物の長編のなかで何度も読み返したくなる,論理整合性がとれている作品。 先祖返りと妖魔犬の吼鳴は恐ろしい。 島田氏の『龍臥亭幻想』はこの本へのオマージュなのかなぁ...。2012/01/27

Kouro-hou

9
2013最後の1冊。ホームズさんが滝つぼに落ちた後、這い上がってくる前に発表された長編。(時間設定は滝つぼ前) 以前探偵が被害者を防ぐ「探偵防御率」の話があったとき、『名探偵はピッチャーであり事件をコントロールしている(犯人の自害は想定内ならok)。いわゆる想定外が金田一さんの「しまったああ!」であり、つまり被安打である』説に納得した事がありました。今回のバスカヴィル家の犬は、ホームズさんがホームランを浴びた時の反応がとても興味深い一品です。2013/12/31

ホームズ

8
『最後の事件』でホームズを消えてから復活するまでの間に書かれてこの本(笑)当時のファンがどんな気持ちで読んだのかな~って想像しながら読んでみました(笑)やっぱり面白いですね~(笑)2009/09/05

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