角川文庫 女の目くじら

著者名：田辺聖子

KADOKAWA（2014/01発売）

• ISBN：9784041314067

内容説明

来し方行く末をじっくり思いきわめ、人生のきびしさを感得する旅の楽しみ。又、町並みの激しい移ろいに比べ、町人の町・天下の台所として栄えてきた歴史が生き生きと息づく生まれ故郷大阪の今昔。そして、友情から出発した結婚がもたらしたさまざまな感慨など。知的で柔軟でしたたかな女の目がとらえた身辺雑事を、しっとりとさりげなく綴った第一エッセイ集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[優希]

面白かったです。おせいさんの最初の随筆集だとか。人生を知るための旅の楽しみや大阪の今昔、そして友情からの結婚。そんな身の回りの様々なことがつづられていました。しっとりとさりげなく紡がれているのに、時折クスリと笑えるのがいいですね。カモカのおっちゃんとは別居婚ということをこの本で知りました。

2016/08/28

[カナン]

面白さを見出すことが出来ず。作者の夫婦関係とか、ラブホでのやり取りとか興味ない。やはりこのあたりの女性作家は個人的に地雷のよう。

2016/05/24

[しゃくれ]

「カモカのおっちゃん」シリーズをきっかけに、好きになった著者。読みやすくて、時折クスッと笑える風刺が効いていたり。古本屋で見つけた50円本(笑)お買い得でした。

2013/06/05