内容説明
ドクター・ワトスンが共同生活を始めた相手、ホームズは科学や犯罪事件に該博な知識をもっていた。やがてその類いまれな能力を実証する機会をもたらす電報が・・・・・・「奇怪な事件発生。空家で傷跡のない男の死体が見つかった」天才ホームズの推理が過去へ遡る恐るべき復讐譚の真相をあばき出す、長篇第一作決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒猫
14
シャーロック・ホームズというと頭脳明晰、冷静沈着で人よりかなり冷めたような、クールな人間をイメージすると思う。間違いではないと思う。でもそれが全てではない事が1番分かる作品はこの『緋色の研究』だと思う。ワトソンとホームズが共に暮らし始め、ワトソンがホームズという《人間》を観察する様はこっちも興味深く読めた。化学実験の成功結果を喜々として語り、観察眼や推理を褒められると少し照れる表情を見せる。またお気に入りの音楽を聴きにいく時は鼻歌を交え上機嫌になる。ホームズという世に残る名探偵のこんな一面も好きである。2014/05/15
ばたこ
2
今まで読んだことのなかったシャーロック・ホームズの長編に初挑戦!現場を見ただけで、犯人の国境を越える悲しい過去や動機に思い至ったホームズ凄すぎでは……?と思ったものの、話にがっつり引き込まれたのは流石名作。世界中の人に今も愛されているのが納得の一作でした。2023/06/18
yasu7777
2
★★★★☆ 稲沢3163-4962021/11/09
ニョンブーチョッパー
2
○2000/06/22
うさっぴ
2
こちらの大久保康雄訳が読みやすそうだったので、Kindle版を購入。他のシリーズも読んでみたくなった。2017/12/31