角川文庫 赤いこうもり傘

著者名：赤川次郎

KADOKAWA（2014/12発売）

• ISBN：9784041497128

内容説明

Ｔ学園のヴァイオリニスト島中瞳は、好奇心が強く愛らしい１８歳のお転婆娘。エリザベス女王来日記念演奏会のため、練習、練習の毎日だ。一方、共演する世界的楽団ＢＢＣの名器が１２台も何者かに盗まれ、その身代金（？）が１億円！　通称“伯爵”と呼ばれる殺人のプロ。ハンサムな謎の外人ジェイムス。正体不明の青年裕二。そして瞳。おかしな人物と好奇心の強い女の子がくり広げる青春ユーモア・サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[すきま風]

読む本が手元になくなり、母の好きな赤川次郎を借りて読む。少し古臭いかな？とよみはじめたけれど、携帯やスマホを持たない女子高生も赤いコウモリ傘さえ持っていれば、こんなにも魅力的になるのですね。冒頭の電車の中での、悪者撃退の話から、殺し屋だの年上のイケメン外国人だのとのラブロマンスだの、ありえない展開が赤川次郎らしくて十分楽しめた。

2014/01/12

[くらげ@]

（☆☆）高校生でバイオリニストである瞳は次々に事件にまきこまれていく話。展開がまるで映画のよう…。

2012/07/04

[蕭白]

楽しい時間をありがとうございました。

2012/09/21

[火星人碧]

以前に二回は読んでいるはずだが読むたびに面白さが減じてしまっているように感じてしまう。最初に読んだときにはとても気に入ったはずなのだ。やはり主人公が女子高生ってことで、どうせたくさんの危機はあっても最後まで死にはしないに決まっていると思いながら読んでいるからだろう。サスペンスがサスペンスに感じられていないこともあるだろう。とはいえストーリーはほぼ忘れていたので、まあまあ愉しんだと言えると思う。

2024/09/17

[寒っ！！]

赤川次郎は中年男性と女子高生の恋愛を書くのが好きだな。恋する展開が早い。

2013/04/17