文春文庫<br> 火神(アグニ)を盗め

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文春文庫
火神(アグニ)を盗め

  • 著者名:山田正紀
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 文藝春秋(2012/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167284039
  • NDC分類:913.6

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内容説明

ヒマラヤ山中の鉄壁の要塞に隠された最新鋭原子力発電所「アグニ」の秘密をさぐる使命を与えられたのは、日本の商社マン、しかも出世の望みを絶たれた落ちこぼれの小市民的会社員4人。相手はCIA特殊グループに中国情報部という名うてのプロ集団である。鍛えられた技術もなく、ついに追いつめられた主人公たちは、実行不可能な出来事に果敢に挑戦して、“007”ばりの奇想天外な活躍をする。SF界の異才が描く愛と冒険にみちたスーパー・アドベンチャー小説。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨコケイ

2
【再読?】中印国境付近にインドが造った原子力発電所に、CIA内の極右組織が爆弾を仕掛ける。秘密を知ってしまった日本商社の原発担当社員は命を狙われる。会社にも見棄てられた社員は、逆に上司を脅して、元凶の爆弾を取り除く人員をせしめる。が会社が提供したのはサラリーマンとしては無能な閑職の人間ばかりだった…。いい具合に荒唐無稽な『ナヴァロンの要塞』といった趣き。読み進む毎にミッションの条件が過酷になったり、"エクスペンダブルズ"各メンバーの特質がいちいち危地に役立つお約束が可笑しい。2019/08/20

The lost FRIGATE

2
《★★☆☆☆》バットランドの衝撃が大きすぎてどうにも…2012/06/15

fre634

2
一流スパイでも潜入不可能なCIAの作った要塞原子力発電所に、知らずに建築に荷担してしまった商社の駄目リーマンが潜入工作を行うという設定、駄目リーマン達の独特の駄目さが偶然にも状況を好転させるというベタな展開も面白いのですが、何よりオチが凄い。「このオチから逆算して話書いただろお前!」と作者を問い詰めたいレベル。2012/01/28

shiaruvy

0
コメントあとから [1983.06.25 初版]

0
Y-202003/06/15

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