内容説明
参議院議員・太田垣にやっと大臣の椅子がまわってきた。だがその為には、5人の愛人を至急整理する必要がある。その役目を命じられたのが個人秘書の早川。だが、大臣夫人への夢に憑かれた女たちは、身を引こうとしない。ところが、愛人のひとりの変死から、連鎖的に女たちが殺されてゆく…。殺人の容疑者に仕立てられた早川! 仕組まれた事件の裏には、いったい何が…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シロくますけ
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お色気サスペンス。読者を飽きさせない手腕はさすが。作品を発表するたびベストセラーリストを騒がせ続けたのも、むべなるかな。2023/04/20
ふみ~
1
氏らしくない描写がかなり多く、ちょっと残念かな……と思って読みきったあと情報を集めてみたところ、スポーツ新聞に連載されていたとの事で納得。確かにその層向けならこういう書き方になる。きちんと需要を満たしつつミステリとしてもそれなりに読み応えがある仕上がりになっていて、こういった作品もこなせるのか、と驚いた。 ただ、最後まで十津川警部を出さずに早川目線で書いて、早川が事件を解決するシナリオだったら氏の異色の作品になったし、早川シリーズが生まれたかも、そう思うと少し残念。2013/10/13
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
0
昭和58年 1月25日 初版2015/06/11