内容説明
時空を超えて歴史上の事件をテレビ中継する「とりなおし(リテイク)」。非友好的な地球外生命体が地球に送り込んだ秘密兵器を探る表題作「華やかな兵器」。ほかに「交叉点」「反魂鏡」「歩み去る」「曇り空の下で」「山姥譚」、ウォーキング・シンクタンクといわれる著者の、知識とメッセージをつめこんだ無茶苦茶面白いSF短篇七つ。笑って、ほのぼのし、ホッとし、不思議ワールドにひきずり込まれ、ドキッとし、ロマンに胸躍り、戦慄し、涙する……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tama
5
自本 本棚発掘で 購入記録なし 1980年第1刷ハードカバー 栃木県小山から磐田に引っ越す前後のどこかで購入 ハードウエアな部分と上方系笑いのバランスがよくてたまらないのが「とりなおし」「反魂鏡」。表題作は、それか!という秘密兵器。「歩み去る」は似たようなテーマで何度か語られた、若人の何物にも縛られない心への憧れ。「山姥譚」は「鷺娘」に通じる日本人の心のお話。この人が本質的に優しい心の持ち主だったことがしみじみ分かる。2017/11/07
いづみ
1
SF7編。表題作は、宇宙にやたらと華やかな期待を抱いていたであろう30年前だからこその、皮肉な作品かもしれません。歴史物にスラップスティック、ハードボイルドから情緒ある小咄まで。実に『華やかな』一冊、かも。2012/04/18
松田望
1
二五年前から積読していた。そのときに読んでいたなら普通に面白かったのかもしれない(年齢と年代的に)が、今読むとそこ説明するか!という部分が多過ぎる。でも「歩み去る」と「曇り空の下で」は好き。2012/04/16
けいちゃっぷ
1
短編集。表題作の「華やかな」兵器とはなにか。
夏子
1
粒ぞろいのSF短編でした。日本的な部分が有るのが良い。2009/06/30
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