角川文庫<br> 雪の螢

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角川文庫
雪の螢

  • 著者名:森村誠一【著者】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • KADOKAWA(2015/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041365588

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内容説明

雪蛍の生態から、夫の愛人の居場所をつきとめ殺害し、完全犯罪を果たした妻。しかし雪蛍の二重生活の裏の意味から破綻してく表題作をはじめ、小さな虫の食物連鎖が犯行のありかを示す、奇妙なホラー物語「連鎖寄生眷属」など、異色の推理七編!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Taito Alkara

7
昆虫や小動物がタネの作品。その習性がミステリーの鍵となるのだが、謎解きに偶然性を感じた。ときにあっさり過ぎるくらい……。2017/01/20

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

0
☆×5.0…事件の解決の鍵に「生物」がすべて関わっていますし、1作品を除いては男女関係が絡みますのでちょっぴりオトナの作品です。読んでいて非常にぐっと来た作品は唯一男女関係が絡まない「神風の殉愛」です。これは戦争の時代に非人間的な扱いを受けたがために命を落とした「友」のために復讐をする一人の男の作品です、だけれども…やはり最後に残るのは不条理。いかなる理由であろうが、殺人と言うものは許されるものではないですね。2012/03/17

しーやん

0
7話の短編~中編集。いや~怖い内容です。事件物の小説の中には突飛な物も多い中、身近にあり得そうな殺人事件ばかり。その全てに虫が絡んでくる。(虫のトリックではなく、虫が切っ掛けでアリバイが崩れる)。全てが印象深く次の話を読めば前の話が飛んじゃうくらい。そして次を読めば前のネタが飛ぶ。感想を書こうと思ったら最後の話しか記憶がない。けども、ページを開いて一文を読めば全ての記憶が呼び起せる程に脳裏に焼き付いている不思議な一冊。一番怖いと言うか凄いのは表題作でもあ雪の蛍(雪虫)。ありえそうで背筋がゾワゾワするお話。2022/09/20

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