夢幻地獄四十八景

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夢幻地獄四十八景

  • 著者名:都筑道夫【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 講談社(2014/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061361744

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内容説明

バスの中で老人が隣席の若い男に話しかける――わたしは遠くで話す人間の唇が読めますが、この前も男女が心中の相談をしているので警察に知らせたところ、男女は俳優でした、芝居の稽古なのですよ、うっかり信じこめませんな、ですから今し方見た恐るべき相談も本当かどうか……。いろは48文字をタイトルに、才気溢れるショートショート集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

83
久しぶりに都築さんの本を読みかえしました。ショートショートで1編が4頁になっています。「異論派かるた」と「狂訓かるた」に分かれていて前半の方が楽しいものになっています。とくに真鍋博さんの絵が収められています。私は星新一さんのショートショートも好きなのですが都築さんの方が皮肉さが多いような気がしました。2022/10/09

TSUBASA

15
いろはにほへと、異論派かるた48編のショートショート+12編の狂訓かるた。前者は1編4ページ、後者は1編2〜3ページの超ショート。ショートショートって短いながらに妙味を持った小噺のようなもので、サクサク面白い小ネタに出会うのにはうってつけ。なのだけど、描写が古めかしいのも手伝って今の自分の気の向き方にはちと合わなかったのが本音。4ページじゃ奇想に出会うのには目まぐるしすぎる。2021/05/19

志摩子さん

9
同じショートショートといっても、やっぱり星新一さんのとは全然趣が違うんですよね。これが作家性というものなのかしら。2017/04/01

てまり

2
電子書籍で読了。真鍋博さんの挿絵付きでした。すばらしい。ショートショートなんですが、SFからミステリからなんでもあり。ほんとに短いのばかりなのに汲めどもつきぬ味わいがあります。時代を経た今読むと、あらためてその言葉遣いの美しさにも驚かされました。2012/01/16

壱片時乃

2
いろはかるたならぬ「異論派かるた」と題されたショートショート集。星新一と比べるとやや読みにくく、ショートショートらしからぬ過剰な情報を持った作品が目立ちます。ただ題材の幅広さは星新一並です。SFチックな宇宙・近未来・発明ものの話から定番の夫婦・犯罪ものの作品が揃っており、中でも特に時代ものが多いのがこの本の特色でしょうか。ショートショートが好きで星新一を粗方読み終わった方には一読の価値があると思います。2010/03/23

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