内容説明
切手・宝石収集家として知られる出版業者のオフィスで、一人の男が殺されていた。驚いたことには何もかもが“あべこべ”だ──死体の衣服、絨毯、本棚・・・・・・この奇妙な“あべこべ”殺人は何を意味するのか?そして被害者の正体は?秀れた着想による密室トリックで世の激賞を浴びた国名シリーズ中の大傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
GaGa
43
これは、果たしてうまくいくかなあ(笑)正直、トリックが成立するかどうか、試せる方法もないのでなんとも言えないが(苦笑)国名シリーズはドルリー・レーンと違って作品の振れ幅が激しいとは聞いていたけど、これもエラリー・クィーンが共同執筆の作家だからだろうか。やはり、評価されているのが「エジプト十字架」(これも実は重大な欠陥があるのだが)だけなのも頷けるなあ。2012/05/21
yucchi
19
【図書館本】国名シリーズ第8弾。被害者の洋服の他、犯行現場の家具などもあべこべにされていた理由とは?今回の犯行は限られた時間内によく成功したな〜。あべこべの理由も判明しても「だから?」という感じ。当時のアメリカ人なら納得できるのかなぁ。今回も何か閃いたエラリーになかなか真相を教えてもらえず拗ねるパパ、カワ(・∀・)イイ!! ジューナとエラリーの《博士と助手コント》も微笑ましい光景。いいもの見れたわー(笑)2014/09/30
ホームズ
9
あべこべ殺人事件というのは面白いと思うんですが解決は少し物足りない感じがします。解決に至るまでの展開は楽しめますけどね(笑)ジューナも結構活躍していて(笑)2010/05/29
ako
3
再読。国名シリーズの第八弾。出版経営者の事務所控え室で待っていたはずの客が殺されていた。彼は何者なのか?なぜ死体の服や家具の配置があべこべにされていたのか?今回も「読者へ挑戦」がされているが、あんなトリックは思いつけない。2013/04/15
tsumugi
1
犯人わかっても良かったんではと読後に思わされてしまうのが悔しい。トリックはきっとわからなかっただろうけど、犯人にだけは気づけても良かったな。判明してしまえば犯行の本筋とは関係の無かったあれこれに登場人物と一緒になって右往左往したり、楽しかった。息子に振り回されて苦い顔のお父さんが大好き。最後の最後で明かされたタイトルの意味も悔しい。ちょっとずるくないか。そういう遊び心も好きだけど!2018/07/11
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