集英社文庫<br> 三ノ宮炎上

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集英社文庫
三ノ宮炎上

  • 著者名:井上靖
  • 価格 ¥495(本体¥450)
  • 集英社(1978/10発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087501704
  • NDC分類:913.6

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内容説明

“そのころ、わたしは三ノ宮ではいい顔だった”太平洋戦争敗戦直前の神戸・三ノ宮。荒廃して行く人々の間で時代にあらがい、野生の純粋さをもって満たされぬものの中をひたむきに生き抜く、美しい不良少女の姿と、戦災で燃え落ちる街への挽歌を奏でる表題作ほか、女性心理の妖しい美しさをリリカルに描く傑作九篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

naoko

1
太平洋戦争末期の青春。煙草をふかし、カツアゲし、上着の前をはだけて闊歩し、仲間とつるむ。昭和18年と19年が一番楽しかった、という主人公の独白に目を疑った。そんなこと聞いたことない…灰色の雲が日本を覆っていたときに!いわゆる「不良」は世間とずれて生きている、しかし戦争最末期となると、世間の人々の眼が血走って、「不良」はしっかりまともになるという…井上靖ってこんな小説書いたんだ!とその慧眼に感嘆した。2016/08/06

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