内容説明
大新聞に掲載された5人の人々の死亡広告。大実業家、宝石王、有名女優等、いずれも今を時めく知名人。悪戯にしては余りに無気味な広告に、全員が実業家の 屋敷に集まった。実は彼らには重大な共通の秘密があった。それは莫大な利権を生む人造ダイヤの製法に関する機密で、15年前の忌まわしい事件に繋っていた のだ。そして今、部屋にある鏡にいつのまにか血のような真紅の紙が貼られ、そこには第一の殺人予告が! サスペンスに富む表題作をはじめ、傑作を網羅した 珠玉の推理短編集。?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーチャー
12
怪奇趣味と活動写真的な面白さを持った短編集でした。個人的には「恐怖の部屋」と「死の部屋」が面白かったかな。ただお馴染みのキャラクター不在の作品ばかりなので、あくまでも横溝ファンのための短編集だと思います。2015/04/04
Kouro-hou
10
昭和一桁年代の短編集。ってkindle版はスリラー短編「恐怖の部屋」が収録されてないぞ?何故でせう? 横溝編集者時代の作品集で、意外な展開&結末にこだわった作品が多い感じ。特に表題作は講談雑誌に連載されたせいか状況が二転三転でスリリングなんですが、整合性とか気にしない!w 5人の標的を5が付く日付に順に殺していく殺人鬼と通りすがりの怪盗の対決話なんですが、予定通りに殺せたのは最初の一人だけで後は成り行きとかずさんにも程がありますw 展開やネタが後のジュブナイル作品群と共通しているのがポイントなのかも。2014/08/24
林 一歩
8
印象の少ない短編集。悪くはないんだけど。2012/10/17
ホームズ
3
ノンシリーズの短編集。それなりに楽しめますが、やはり金田一先生や由利麟太郎とかが出てきて欲しいですね(笑)『殺人暦』は怪盗XYZのような展開が良かったです(笑)2009/02/12
左京大夫
1
本のタイトルにもなってる殺人暦がいちばん面白くないとはいかに。ラストの九時の女はなかなかよかった。2021/12/18
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