内容説明
四国霊場巡拝団の警備をしていた鉄道公安官の林が、鳴門海峡を渡る途中、何者かに撲殺された。部下の悲報をうけた海堂班長は急遽現地へ飛ぶが、折から警視庁の庄司部長刑事もサラ金業者射殺事件を追って徳島へ。はからずも2人はお遍路姿の巡拝団と行を共にすることになった。その参加者名簿には東京で射殺されたはずのサラ金業者の名前があった。そして更に巡拝団のなかから1人の男がひそかに姿を消した……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーやん
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四国お遍路さんが関係する推理小説。ですが途中で時刻表のアリバイが来た時には「これも鉄道ミステリーか…」って思ったが最終的に本題に大きく影響のない時刻表トリック。余談だけど古い小説なので懐かしい航空会社が出てきた。東亜国内航空、通称トーア(TDA)。後のJASでありJALに吸収された航空会社。近所に空港があるので馴染みの航空会社だったので「ああ、懐かしい名前を見た」って感じ。そして作中に出てきたが、長屋の住宅を「文化(文化住宅)」って言うのは関西だけと言うのに驚き。そうか全国的にはハイツなんだな。2020/12/30
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