- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
新趣向タイム・トラベル、ヘンペルのカラス、数学的保証つき(?)の絶対的中占い機、さまざまな無限機械、そして、ゼノン、カントール、ラッセルの本格的パラドックス……。先入観を裏切り常識をひっくりかえす逆説の数々を相手に論理思考のジョギングを楽しむうちに、ヒルベルトからゲーデルへと連なる現代数学の山なみが意外に近く見えてくる。知らず知らずのうちに「考えることの楽しさ」の味を覚えてしまう、知的ユーモアの贈物。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あまん
5
後半の本格的な数学に関する記述には辟易しましたが、そこを除けば多分に楽しめる書物でした。結構古いのですね。2016/09/19
京橋ハナコ
3
再読のはず。多分20代のころに読んだ本。内容を全然覚えていないのはともかく、読めたのか?20代の私。内容が全然頭に入ってこない。もう数学的な話は頭に入ってこない。2023/06/14
8月のあるぱか
2
前半は楽しく読めましたが、後半に差し掛かるにつれド文系の自分には理解が難しい内容になってきました。自らの不勉強を恥じるとともに、理系の皆さんの世界を少しだけ垣間見たような気持ちになりました。論理的に考えるってなんか思ったより大変だなあ(非論理的感想)。2021/08/11
つかしん
2
最後の《付録》でついていたマイナスかけるマイナスはなぜプラスになるのかの解説が非常に明快で一番印象的であった。詭弁論理学の方も読んでみたい2017/02/25
amanon
2
以前読んだ『詭弁~』と同じく、数学が苦手な人でも、細かい議論や数式はあまり気にせず、読み物として楽しんで読めた。本書でとりわけ印象的だったのは、数学における無限の扱い方。無限なんて人智を超えたものを数式の中で扱うなんて、荒唐無稽というか殆ど無意味ではないか?とさえ思えるのだけれど、それをあえてやってみようとするのが、数学者の性ということか?後、巻末のマイナスとマイナスをかけたらなぜプラスになるのか?という趣旨のコラムも興味深く読めたか。これは全ての数学教師必読だと思う。次はもう少しじっくり読んでみたい。2016/12/20