内容説明
学校に絶望した若者、心を閉じる生徒に悩む教師、五段階評価に苦しむ子どもと母親、有名大学に留年しつづける学生、なんのために学ぶかに迷う少年たち……。さまざまな教育への問いをめぐって、人間を点数で序列づける病理をつき、再出発の原点をさししめす本。
目次
1-かけがえのない、この自分
2-母ひとり、子ひとりは、どう育つか
3-点数をつけない学校
4-競争心から好奇心へ
5-教育か、研究か
6-未来の学校
7-五段階相対評価のからくり
8-人質とはなにか
9-大きなからだに、小さなのぞみ
10-第三の差別
11-塾の思想
12-なんのために勉強するの?